薄板精密板金加工のよろずや-精密板金 wiz(ウィズ)produced by (有)長井技研

板金図面の書き方・見方、図面作成のポイント、必要な図面記号・記載事項など

ここでは図面の書き方・見方(見かた)がよく分からない方などのために、板金加工部品をはじめ機械部品などを三角法によって図面作成するためのポイント・図面の書き方・見かた・図面記号例などを、実物部品写真とその図面を比べることで分かりやすくご説明いたします。

特に個人のお客様に多いようですが、次に当てはまる方などは、以下でご説明する図面作成の要領・書き方・見方などは大いに参考にしていただければと思います。

  • 図面作成などはやったことがない
  • なので図面の書き方がわからない
  • (図面の見方を知らないので図面内容を理解できない)
  • でも、作ってみたいものがあり、イメージはできている
  • この際、図面作成にチャレンジしてみる意欲はある
  • でも、CADソフトは無いので手書き図面しか描けない・・・etc.

板金加工品の手書き図面作成例


CADソフト作図によるCAD図面と手書き図面・フリーハンド作成図面

『CADソフトを持ってないので図面が描けないんです…。』
精密板金 wiz へお問い合わせいただくお客様から時々聞かれる言葉です。

もちろん、図面作成は必ずCADソフトを使って描かなければならないということはありません。
図面は、ものを作る人にその情報を伝える手段に過ぎませんので、必要な情報が漏れなく記載され、読む人に正確に伝わる図面でありさえすれば良いので、CAD図のような体裁の良いきれいな図面であることが図面作成の必要条件ではありません。
手書き図面でも、フリーハンドで書いた図面・スケッチであっても、ものが創れる図面、読む人が誤解無く、理解しやすい図面であることが大切なことです。

図面の書き方が分からない方は、以降でご説明する図面作成のポイントなどを参考に、是非一度あなたの創りたいものを図面にすることにチャレンジしていただければと思います。

精密板金 wiz が、あなたの図面を現実の製品にしてお届けいたします。


図面作成のポイント|図面の書き方・見方、記載すべき必要事項

図面作成するにあたり、最低限図面に記載すべき情報や書き方のポイントを以下にまとめています。
CADソフトで作成する図面でも、手書き図面、フリーハンドスケッチ・マンガ図でも、以下の図面作成のポイントは同じです。


1.三角法による製図

部品を製図する場合には、第三角法に従って描きます。

三角法

三角法とは、部品図などの製図・図面においては、最も一般的に用いられる製図方法の一つで、ある対象物の主投影図のまわりに、いくつかの方向(面)からの投影図を配置して描く製図方法です。

第三角法の説明図

主投影図(正面図)を基準にして、その他の投影図は、必ず次のように配置して描く決まりになっています。この配置の決まりを守らないと、正確な形状を表すことができません。

  • 上側(上図のB)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の上側に描く
  • 下側(上図のE)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の下側に描く
  • 左側(上図のC)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の左側に描く
  • 右側(上図のD)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の右側に描く
  • 裏側(上図のF)からの投影図は、主投影図(上図のAからの投影図)の右側又は左側に描く

このように配置されたそれぞれの投影図は、一般に次のように呼ばれます。

  • 正面(手前)からの投影図(A面の投影図) ⇒ 正面図
  • 上側からの投影図(B面の投影図) ⇒ 平面図
  • 下側からの投影図(E面の投影図) ⇒ 下面図
  • 左側からの投影図(C面の投影図) ⇒ 左側面図
  • 右側からの投影図(D面の投影図) ⇒ 右側面図
  • 裏側からの投影図(F面の投影図) ⇒ 背面図

正面図以外の五つの投影図を、必ず全て描く必要はありません。
例えば、正面図以外に、平面図と右側面図だけを描けば、部品の形状が全て伝わるのであれば、それ以外の投影図は省略して問題ありません。
より具体的な例は、以降に示す実物写真を例にした図面作成サンプルを参考にして下さい。


2.寸法はmm(ミリ)単位で

図面中の記載する寸法は、寸法線・寸法補助線を引き出し、寸法数値は全てmm(ミリ)単位で書き、mm(ミリ)の記号は書かないようにします。例えば、長さが 12cm(センチ) なら、単に「120」と記入します。
ミリやセンチなどの単位を書いては駄目、というわけではないですが、書くと図面が読みにくくもなりますし、書く必要がない、ということです。

寸法数値の書き方


3.図面尺度(図面スケール)を意識する

図面を書く際には縮尺(スケール)を決めて書くよう心がけます。
尺度の決め方としては、等倍(1:1)が最も書きやすく、また、図面を読む人に余計な誤解を与えにくい図面作成となります。しかし、部品寸法が大きくなると図面用紙に書ききれなくなるので、1/2倍、1/5倍、1/10倍などきりの良い尺度で縮小して描きます。逆に部品寸法が小さい場合は、2倍、5倍、10倍等切りのよい尺度に拡大して描きます。
尺度を無視して書くと、図面と実際の製品とのイメージにずれが生じる場合がありますので、たとえフリーハンドで書く場合でもその縮尺を意識して描いたほうがミスを犯しにくくなります。

図面尺度(図面スケール)を意識する


4.材質(材料)を明記する

図面には必ずその部品の材質(材料)を明記します。
用途や使用目的を考慮して材料を選定・指定して下さい。
詳しい材料種別がわからない場合でも、鉄、ステンレス、アルミ、真鍮などの指定はして下さい。
精密板金・板金加工において一般的に使われる板金材料はこちらを参考にしてください。
>> 板金加工材料の主な材質記号・種類


5.材料の板厚を明記する

板材を使用する板金部品の場合は、図面に必ずその板金材料の板厚を明記します。
用途や使用する材料の強度を考慮して板厚を選定・指定して下さい。
板金材の板厚は材料ごとに市販で購入できる板厚が規格で決まっています。特別な要求でもない限り、規格にある板厚を選定しますが、板金材料の費用(コスト)も考慮しつつ選ぶことも大切です。
精密板金加工・板バネ加工でよく使われる板金材料の板厚についてはこちらを参考にしてください。
>> 鋼板・板金材料の定尺板サイズの種類と標準板厚寸法


6.製作数量を明記する

図面にはその部品の製作数量を明記します。
1個作るのと50個作るのでは部品単価(部品1個あたりの製作費用)が変わりますので必ず図面に明記して下さい。


7.表面処理が必要な場合は図面に明記する

部品にメッキ処理や焼付塗装、アルミ材へのアルマイト処理などの表面処理が必要な場合には、その仕様を図面に明記します。
図面に表面処理について指示が無い場合は、表面処理なしと判断されます。
表面処理についてはこちらも参考にしてください。
>> メッキ、アルマイト、塗装、シルク印刷などの表面処理(近日UP)

材質(材料)、板厚、表面処理、数量を明記する


8.必要がある場合のみ、寸法公差(製作精度)を指定・明記する

寸法公差(製作精度)は、設計上特に必要がある場合に指定してください。

寸法公差(製作精度)の書き方の例・意味

必要の無い部分の公差指定や必要以上の過度な公差指定はコストアップの要因になりますので、使用目的上、特に精度を必要としない場合は指定しないでください。
寸法精度は、特に指定がなければ、JISの一般公差(JIS B 0408 金属プレス加工品の普通寸法公差(近日UP))のB級の公差内での加工となります(以下の表になります)。

JIS B 0408(金属プレス加工品の普通寸法公差)の打抜き・曲げ及び絞りによってプレス加工したものの普通寸法公差(一般公差)


9.数字や文字は極力大きく明瞭に

図面中の寸法数字や文字は極力大きく、はっきりと見易いように書いてください。
図面を読む人に誤解されるような小さく見づらい数字や文字は、間違いの原因に直結しますので、これは非常に大切なことです。
紙図面の場合、FAXを通すとさらに見難くなることも考慮して明瞭に書くことを心掛けて下さい。

図面の数字や文字は極力大きく明瞭に


10.ダンボールや厚紙とハサミが役立つ

自分が書いた図面を検証したいときや、完成品のイメージをつかみたい時には、厚紙やダンボールをハサミで切って折り曲げなどをし、実際にその部品の形状を再現してみます。
原始的な方法ですが、これが一番良いのでおすすめです。


板金加工品実物写真から理解する図面作成例

実際の板金加工部品の図面というのはどういうものかを理解していただくために、完成部品の実物写真と、その元になった加工図面をご紹介します。

実物写真とその図面を見比べることにより、図面作成のイメージがつかめるとともに、図面の見方も理解できると思いますので是非参考にして下さい。

図面作成例1のように、手書きフリーハンドの図面でも、必要事項さえきちんと記載されている図面であれば、十分立派な図面と言えることも理解していただけましたら幸いです。


図面作成例1(手書きフリーハンド図面作成例)

製品データ
材質:アルミ A5052P、板厚:t1.0、用途:省力化機械装置内板金加工部品

作図例1:全景写真
【全景写真(鳥瞰写真)】

作図例1:三角法で図面化するの角度から見た写真
【三角法で図面化するときの正面・上面・右面の角度から見た写真】

作図例1:三角法による図面作成の例
【図面作成例1:三角法による図面作成の例】


図面作成例2

製品データ
材質:ステンレス SUS304-2B、板厚:t1.5、用途:省力化機械装置内板金加工部品

作図例2:全景写真
【全景写真(鳥瞰写真)】

作図例2:三角法で図面化するの角度から見た写真
【三角法で図面化するときの正面・上面・右面の角度から見た写真】

作図例2:三角法による図面作成の例
【図面作成例2:三角法による図面作成の例】


図面作成例3

製品データ
材質:鋼板(鉄) SPCC、板厚:t2.0、用途:省力化機械装置内板金加工部品

作図例3:全景写真
【全景写真(鳥瞰写真)】

作図例3:三角法で図面化するの角度から見た写真
【三角法で図面化するときの正面・上面・右面の角度から見た写真】

作図例3:三角法による図面作成の例
【図面作成例3:三角法による図面作成の例】


図面記号・指示記号など一般的な板金図面の書き方

これまでのご説明した図面作成のポイントを踏まえ、三角法により作図したZ曲げ板金部品の図面を例に取って、穴・タッピング・座グリ・寸法の入れ方・面取り指示など、図面記号・指示方法の一般的な書き方をご紹介します。

Z曲げ板金加工品の三角法による図面記号などの書き方説明図面
【Z曲げ板金加工品の三角法による図面記号などの書き方説明図面】


①.板厚の線は必ず描く

板金部品の板厚の線(ライン)は、必ず描きます。
その際、部品を投影した際に見える板厚の線は実線に、投影した方向からは隠れて見えない板厚の線は点線にします。
実線は描かないと図にならないのが普通なので特に気にすることもないですが、隠れて見えない板厚の線を点線で描くことがポイントです。
この点線を省略してしまうと、部品形状によっては、図面を読む人に形状が正確に伝わらなくなる場合がありますので、点線は忘れずに描きます。

板金図面の板厚の線(ライン)の書き方


②.丸穴の図面記号例

丸穴は実線で円を書きます。
穴径(穴サイズ)を明記するために、実線で書いた円に向かって矢印で線を引き出し、そこに円(丸)を表す図面記号として”φ”(ギリシャ文字のファイ)の記号の後に続いて穴径(穴サイズ)の数値を、単位のmm(ミリ)を書かずに数値だけ書きます。

丸穴の図面記号例(穴径10mmの例:”φ10”)


③.複数の同じ加工内容を指示する図面記号の書き方例

以下の例は、”φ4穴”が3個(箇所)ある場合の図面記号の書き方の例です。
この場合は、3箇所あるφ4穴の円(丸)うち、どれかひとつの円に向かって線を引き出し、そこに、箇所数の数字(この例では”3”)と、加工内容(この例では”φ4”)を書きます。
この例は丸穴が複数ある例ですが、丸穴に限らず、上の説明図にもあるようなタッピングやバーリングタップ、皿モミ(皿座ぐり)、コーナー面取り(R面取り、C面取り)など、それぞれの加工内容が複数ある場合も、同様な書き方をするのが一般的です。
(例えば、M3タッピングが2箇所ある場合 ⇒ 『 2-M3 』 と記載する。)

複数の同じ加工内容を指示する図面記号の書き方例


④.長丸穴の図面記号例

長丸穴は実線で書きます。
長丸穴の形状は楕円と似ていますが楕円ではありません。
長丸穴は、長さ方向の両端が幅と等しい直径をもつ円の半円形状となっており、その二つの半円同士を直径の幅で繋げた穴になります。
長丸穴のサイズの一般的な図面記号(表し方)としては、長丸穴の図に向かって矢印で線を引き出し、”φ”の記号の後に続いて長丸穴の”幅×長さ”の数値を書きます。
”φ”を省略して”幅×長さ”だけを書く場合もありますが、長角穴とを明確に区別する意図で、”φ”を付ける場合が多いようです。

長丸穴の図面記号例


⑤.角穴(長角穴)の図面記号例

角穴は実線で書きます。正方形でなく短辺と長辺があるものは一般に、長角穴といいます。
角穴(長角穴)のサイズの一般的な図面記号(表し方)としては、角穴(長角穴)の図に向かって矢印で線を引き出し、”□”の記号の後に続いて角穴の”幅×長さ”の数値を書きます。
”□”を省略して”幅×長さ”だけを書く場合もありますが、長丸穴とを明確に区別する意図で、”□”を付ける場合が多いようです。

角穴の図面記号例


⑥.タップ加工(タッピング)の図面記号例

タップ加工(タッピング)の図は、実線の二重丸(◎)のように描きます。
ただの丸(円)だと、図面を読む人が図だけを見て視覚的に丸穴に間違え易いので、二重の丸(円)で描くよう心がけるべきです。
タップ加工(タッピング)の一般的な図面記号(表し方)としては、タッピングを表す二重の丸(円)の図に向かって矢印で線を引き出し、メートルネジを表す図面記号”M”を用いてネジのサイズを書きます(例では”M3”)。
タップ加工(タッピング)で使用するメートルねじは、通常はメートル並目ねじを用いますが、メートル細目ねじを利用する場合は、平目ねじとはとネジのピッチが異なるので、図面記号として”P”を用いて細目ねじのピッチを書いたり、細目であることを明記します。
例えば、”M3×P0.35”、或いは ”M3(細目)” などと書きます。
※通常の並目ねじのタップ加工(タッピング)である場合は、ピッチ(P)は敢えて書かず、”M3”とだけ書きます。

タップ加工(タッピング)の図面記号例


⑦.皿もみ加工(皿ザグリ加工)の図面記号例

皿もみ加工(皿ザグリ加工)の図は、表からの皿モミ(皿座グリ)の場合は二つとも実線の二重の円(丸)で、投影図の裏からの皿もみは、外側の円を点線で描きます。
いずれの場合も、内側の小さい円は、ネジ部が通る貫通穴(例ではφ3.2)を表し、外側の大きな円は、ザグリの外径の大きさを表していることになります。
皿モミ加工(皿座グリ加工)の一般的な図面記号(表し方)としては、皿座ぐり穴を表す二重の円に向かって矢印で線を引き出し、貫通穴のサイズ(例ではφ3.2)に続けて”皿モミ(又は、皿座グリ)”と書いたり、使用する皿頭ネジのサイズを記載したりします。
例えば、”φ3.2皿モミ”、或いは ”M3皿頭ネジ用皿ザグリ” などと書きます。
※通常は、皿モミの外径サイズを敢えて記載する必要はありません。

皿モミ加工(皿座ぐり加工)の図面記号例


⑧.コーナー部のR面取りの図面記号例

怪我防止などの目的で角部の鋭角をR形状にカットする(R面取り)場合は、角部を丸みを付けて描きます。 その際のR面取りの一般的な図面記号(表し方)としては、R面取りをする角部に向かって矢印で線を引き出し、半径Rの寸法として”R(アール)”の図面記号に続けてその半径の数値を書きます。
(例では、”R5”。複数ある場合は、”箇所数-R数値”。例では、”2-R5”)

コーナー部(角部)のR面取りの図面記号例


⑨.コーナー部のC面取りの図面記号例

R面取りと同様、怪我防止などの目的で角部の鋭角を斜め直線にカットするコーナーカット(C面取り)場合は、斜め直線に角を落としたように描きます。 その際のC面取り(コーナーカット)の一般的な図面記号(表し方)としては、C面取りをする角部に向かって矢印で線を引き出し、コーナーカットの寸法として”C(シー)”の図面記号に続けてそのカット数値を書きます。
(例では、”C5”。複数ある場合は、”箇所数-C数値”。例では、”2-C5”)

コーナー部(角部)のC面取り(コーナーカット)の図面記号例


⑩.位置は中心位置で寸法指示する

穴(丸穴、長丸穴、長角穴など)やタップ(タッピング)、皿もみ(皿ざぐり)などの位置寸法は、それぞれの中心位置で寸法を記入・指示します。
必ずそうしなければならないというわけではないですが、そのほうが図面もスッキリします。

位置寸法の指示方法例


⑪.寸法公差の書き方

公差は、公差指示が必要な寸法の右肩部分に、その公差範囲を数値指示します。
公差範囲の上限値から下限値の数値を記入しますが、上限値または下限値のどちらか一方しか不要な場合は、そのどちらかだけを指示します。
※寸法公差は、その寸法が守られないと製品として成り立たない場合など、必要な場合のみ公差指示します。必要でない部分にもむやみに公差指示するとコストアップの原因になる場合もあります。

寸法公差の書き方例


⑫.( )寸法(括弧寸法)の意味・使い方

寸法数値に( )カッコを付けると、その寸法は参考寸法であると理解されるのが一般的です。
そのため、部品の機能や目的に直接影響を与えず、加工時に特に注意を要するような寸法でないもの、少し乱暴な言い方をすれば、どうでも良い寸法値などには、図面を読む人にその寸法が参考値であることを伝える目的で、( )カッコを付けます。
( )寸法(カッコ寸法)を設けることで、カッコが付いていない寸法や公差指示のある寸法との重要度が明確になります。

( )寸法(括弧寸法)の意味・使い方の例


製図用紙のダウンロード

CADソフトを使わずに紙面へ板金加工部品などを製図する場合、以下のような製図用紙をご用意しておりますので、よろしければお使いください。
お見積もり・ご注文用に図面作成いただく場合には、以下のPDFファイルをダウンロード後、印刷したものに作図してお送りください。
もちろんこの製図用紙でなくとも構いません。
どんな用紙に書いて頂いても結構です。

製図用紙サンプル(A4横サイズ)
【A4横サイズの製図用紙サンプル】


図面に関するお願いなど

精密板金 wiz にお問い合わせいただくお客様で、お電話で図面が無いけれど、こういうものを作ってもらえませんか?、いくらで作ってもらえますか?、というようなお客様がよくいらっしゃいます。

しかしお電話だけでは、正確に我々がその内容を理解するのは極めて困難で、お返事も難しいです。正確に作りたいもの伝えるためには図面或いは最低でもスケッチ程度の視覚的情報は必要です。

図面作成に馴れていない方にとっては、部品図面を書くということは多少敷居が高いことかと思いますが、上でご説明した図面作成のポイントに従って描いていただければ、それ程難しい作業ではないと思いますので、是非一度、イメージを図面にした上でお見積もりをご依頼いただければと思います。

なお、お見積もりの際は、完成度の高い図面作成を心がけていただきますと、図面内容確認などのやり取りが省けるので、お見積もりがスピーディーに運びます。

ちなみに、完成度の高い図面というのは、CADソフトで描いたCAD図のような見た目のよい図面という意味ではありません。
手書きやフリーハンドで書いた図面でも、必要な情報が漏れなく記載された図面が完成度の高い図面です。


関連情報・参考ページ

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お見積もり・お問合わせ
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